先日、「弘前城雪灯籠祭り」に合わせて、家族で帰省してきました。
関東ではなかなかみることのできない雪に子どもたちは大はしゃぎ。
雪遊びをしたり、そりをしたりして青森の冬を満喫しました。
今回、弘前公園の雪まつりに行く前に、何かアクティビティがないかなと思って調べて、たどり着いたのが「津軽藩ねぶた村」での「津軽塗り体験」でした。
子連れでもとっても楽しめたので、弘前観光を考えている方の参考になれば嬉しいです。
1:津軽塗りとは?

1-1:津軽塗りの歴史や特徴
津軽塗りは、青森県弘前市を中心に約300年以上の歴史を持つ伝統工芸で、青森県を代表とする工芸品です。
何度も塗り重ねた漆を研ぎ出すことで生まれる、独特の美しい模様と堅牢な仕上がりが特徴です。
主な技法と特徴
津軽塗りには「唐塗(からぬり)」「七々子塗(ななこぬり)」「紋紗塗(もんしゃぬり)」「錦塗(にしきぬり)」などの技法があります。特に「研ぎ出し技法」が特徴的で、何層にも塗り重ねた漆を研ぎ出すことで、奥行きのある美しい模様が浮かび上がります。
1-2:弘前市の誇る伝統工芸・人気のお土産

津軽塗りは、箸やお椀、酒器、名刺入れ、アクセサリーなど多彩なアイテムに加工され、弘前市のお土産としても人気です。
熟練の職人技が生み出す美しい漆器は、使うほどに味わいが増し、長く愛用できる逸品です。
2:今回訪れた「津軽藩ねぷた村」について

2-1:施設情報
住所 :青森県弘前市亀甲町61
電話番号:0172-39-1511
開館時間:9:00~17:00
休業日 :年中無休
駐車場 :あり
公式HP:津軽藩ねぷた村
2-2:津軽塗り制作体験の予約や料金、年齢制限など
ねぷた村では「民工芸制作体験」として、さまざまな体験プログラムがあります。
制作体験について、詳しくはHPをチェックしてみてください。
予約 | 前日までに予約が必要 |
料金 | 3000円 |
所要時間 | 75〜90分 |
年齢制限 | 推奨年齢は10歳程度のようですが、小学生なら一人でできると思う。幼児も参加可。 |

青森帰省が決まった時に電話で予約しました!
3:研ぎ出し体験の流れ
①受付・説明
事前に電話で予約をしてから行きました。
チケット売り場のところで、予約した旨を伝えると、体験会場まで案内してくれました。
体験するのはお箸2膳分で、親子2人1組でやらせていただきました。

お箸の色と長さを選びます。
長男は黒の長い箸、次男は赤の短い箸を研いでみることにしました。
② 研ぎ出し作業
ビニール手袋をつけ、スタッフさんの説明を聞き、作業開始。

粗さの違う紙やすりで優しく箸を研いでいきます。

やすりをいかけるのに力はいらないものの、細い箸の上で均一な力でやすりをかけていくのが根気のいる作業でした。

やすりをかけていくうちに、独特な模様が浮かび上がってくるのが面白かった!
親子で協力してやる予定でしたが、長男(小2)はほぼ一人で研ぎ出しをやりました!(1時間半近く一人で黙々と研いでいました!)
次男(年長)は途中で飽きてしまったのですが、研ぐ作業は楽しんでやっていました!
③ 仕上げ・完成品の受け取り


最終的に研ぎ終えた時の箸は↑こんな感じ。
研ぐ前と比べると模様が出ているのがわかりますよね。
体験終了後は仕上げをしてもらうため、箸を預けて、一ヶ月前後で完成品が郵送される形になります。

我が家の箸は約2週間ほどで届きました。


箸の模様を見ていると、体験をした時の力加減や空気感も思い出します。
毎日の食卓に思い出のある箸を並べることができて嬉しいです。
4:子どもと一緒に体験してみた感想と注意点
4-1:感想と良かったところ

伝統工芸ができる過程を体験して、その美しさの裏にある大変さがわかった。
毎日使うものを自分の手で作って、愛着が湧いた。

子どもがこんなに集中してやれると思わず、子どものいいところを発見できた。
スタッフさんが子連れでも優しく教えてくれた。

自分が作ったものを使えるから、毎日のご飯が楽しみになったよ!

ごしごしするのが(研ぐのが)難しかった!
4-2:注意点
☑︎子どもと一緒に体験したいことは予約時に相談する。
☑︎未就学児は親と一緒にやる必要がある。
☑︎小学生なら一人でも体験できる。
☑︎袖元など汚れるので、汚れてもいい服装で参加したほうが良い。(汚れたところは洗濯で取れました)
5:まとめ

弘前といえばさくら祭りや、ねぷた祭り、雪灯籠祭りが有名だと思います。
弘前城周辺を観光することが多くなると思うのですが、その観光の一つのアクティビティにねぷた村での体験を入れてみるのをおすすめします。
子どもも一緒にやれるアクティビティもあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。